空き家問題｜なぜ増えるのか？リスクと対策を不動産の現場目線で徹底解説【ぱんだhouse】 「実家が空き家のまま放置されている」「相続したけれど使い道がない」—— 今、全国で深刻化しているのが空き家問題です。 2023年には全国の空き家は約900万戸を突破し、誰も住まない住宅が地域の負担となるケースが急増しています。 ぱんだhouseでも、「放置した空き家をどうすべきか」という相談が最も多いテーマのひとつです。 本コラムでは、 空き家が増え続ける理由 放置するリスク 売却・活用・解体など具体的な対策 ぱんだhouseの現場で実際にあったケース をがっつり詳しく解説します。

 

1. 空き家が増える3つの理由 理由①：相続後の「使い道のなさ」 「将来住むかもしれない」と保留しているうちに数年経過し、管理負担だけが膨らむケースが非常に多いです。 理由②：地方の需要低下 地方では人口減により、家を出ても“戻らない”世帯が増えています。 結果、売れにくい空き家が積み上がる構造に。 理由③：修繕費の増加 古い家はリフォームに数百万〜数千万円必要になることも。 「直しても住まない」「費用対効果が低い」という判断から放置に繋がります。

 

2. 空き家を放置すると起こる5つのリスク ① 固定資産税が最大6倍に上がる可能性 「特定空家」に認定されると住宅用地特例が解除され、 固定資産税が最大6倍まで増額されます。 ② 倒壊・台風被害のリスク 老朽化した空き家は、屋根落下・外壁崩落などの危険性が高いです。 近隣から損害賠償請求されることもあります。 ③ 不法投棄・侵入・放火のリスク 定期的に管理されていない住宅は、犯罪の温床になりやすく、治安悪化に直結します。 ④ 衛生面の悪化（草木・害獣） 庭木が越境し、害虫・害獣が発生すれば、近隣トラブルの原因に。 ⑤ いざ売ろうと思っても“価値が下がる” 老朽化が進めば進むほど、査定価格は下がります。 「早く動いた人のほうが得」と言われる理由がここにあります。

 

3. 空き家対策｜売却・活用・解体の3つの選択肢 ① “現状のまま売却” リフォームせず現状引渡しで売れるケースは多いです。 買主は再建築・更地利用を前提にしていることも多く、 *「古い家があるから売れない」*という心配は不要です。 ② 賃貸として活用する（戸建賃貸・リフォーム） 初期費用を抑えたい→DIY賃貸として借主が改装 古民家なら→事業用賃貸として活用 需要がある地域なら選択肢になります。 ③ 解体して更地売却 建物の状態が悪い場合は、解体した方が早く＆高く売れることも。

 

4. ぱんだhouseの「空き家」ケーススタディ ▶ ケース：相続後5年放置の空き家（神戸市北区） 5年放置で庭木が道路まで越境 外壁も崩れ、近隣から苦情 特定空家の“助言指導”の一歩手前 ぱんだhouseが現地調査を行い、 解体→更地売却→2ヶ月で成約 となりました。 結果、 固定資産税負担が停止 近隣トラブルが解消 相続人の心理負担も軽減 と、非常に満足いただける結果に。

 

5. 空き家は「早めの相談」が一番の対策 空き家は放置すればするほど費用もリスクも膨らみます。 ぱんだhouseでは、 空き家の現地調査 最適な売却・活用プランの提案 解体・登記・測量の専門家連携 をワンストップで対応しています。 空き家をどうすべきか迷っている場合は、 早めに相談することで余計なコストを抑えられます。