☆相続後すぐに発生しやすいトラブル5選

相続後すぐに発生しやすいトラブル5選|原因と防止策を徹底解説

相続は「遺産分けが終われば一段落」と思われがちですが、実際には 相続発生直後がもっともトラブルが多い時期 です。 相続人同士の誤解、急な手続き、財産把握不足など、多くの火種がこの時期に集中します。 ぱんだはうすとしても、現場で遭遇するトラブルの大半は「最初の1~3ヶ月」に起きています。 本記事では、相続後に起こりやすいトラブルを5つに厳選し、その原因と予防策を徹底的に解説します。

 

① 財産の内容がわからない・隠し財産疑惑 最も多いトラブルは 「本当に全ての財産を開示しているのか?」 という疑念。 銀行口座、保険、不動産、株式など、亡くなった人の財産は思ったより範囲が広く、抜け漏れが多発します。 ● なぜ起きる? ・遺品整理が進まない ・生前、親が財産を家族に共有していなかった ・一部の相続人が情報を握っている ● 防止策 ・戸籍+法定相続情報+通帳・郵便物の整理 ・「財産調査リスト」を作成 ・不動産は登記簿・名寄帳で漏れチェック ぱんだはうすでも不動産調査の依頼が最も多い項目です。

 

② 預金の引き出し・使い込み問題 相続開始直後に、特定の相続人が“勝手に預金を引き出した”という相談は非常に多いです。 ● なぜ起きる? ・葬儀費用や生活費名目で引き出す ・キャッシュカードや暗証番号を把握していた ・「自分が介護していたからこれくらいは当然」と誤解している ● 防止策 ・相続人全員で口座残高を確認 ・支出は領収書とメモで透明化 ・金融機関に“相続発生”をすぐ連絡する

 

③ 不動産の名義変更の遅れによる揉め事 不動産の相続登記を放置すると、将来のトラブル率が急上昇します。 ● よくあるケース ・名義が亡き親のまま10年放置 ・売却しようとしたら相続人の一部が協力しない ・二次相続が発生し権利関係が複雑化 ● 防止策 ・遺産分割協議が済んだら即登記申請 ・固定資産税の納税通知書で不動産の漏れ確認 ・売却の意思がある場合は早めに相談 ぱんだはうすでも「相続登記をしないまま売りたい」という相談が後を絶ちません。

 

④ 遺産分割協議書の作成が進まない 相続人が多いほど意見が割れやすく、協議が長期化します。 ● なぜ起きる? ・相続財産の評価が決まらない ・自宅を誰が住むかで対立 ・不公平感が発生 ● 防止策 ・早期の専門家(司法書士・税理士・不動産会社)介入 ・現金化できる財産を優先して協議 ・不動産は査定+固定資産税評価額で判断材料を揃える 協議書がないと銀行口座も不動産も動かせないため、最優先で取りかかるべき作業です。

 

⑤ 親の借金や連帯保証の発覚 相続は「資産だけでなく負債も引き継ぐ」のが大原則。借金の存在に気づくのが遅れると大問題になります。 ● よくあるケース ・消費者金融の督促状が届いて初めて知る ・連帯保証の債務が数百万円単位 ・借金が財産額を上回るケース ● 防止策 ・相続放棄は“3ヶ月以内”に判断 ・郵便物は必ずチェック ・信用情報機関で調査する場合も

 

■ 相続トラブルを防ぐために重要なこと 相続直後は、 ・感情が揺れやすい ・情報が整理されていない ・急ぐ手続きが多い という状況が重なり、冷静な判断が難しくなります。 だからこそ 「財産の見える化」と「早めの手続き」 が何より重要。 不動産が絡む場合は、評価・名義変更・売却方針など、プロの意見を踏まえることでトラブルを未然に防ぐことができます。 ぱんだはうすでは、相続後の不動産トラブルの初期対応から売却・活用まで一貫サポートしていますので、早い段階でご相談いただくのが最善です。

2025年12月13日